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2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その7 [ファッション]

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ふぁっちょん幻論 第88回

09春夏ミラノ・コレ=08/9/27シンプル主流、現実からの逃避。金融危機による世界経済の深刻さ反映。
あえてファッションの享楽性見せたドルチエ&ガバーナのぞいてグッチ、プラダ、ボッテガ・ヴェネタ、ジルサンダーなど控え目。
重い現実から浮遊しようとするデザイナーたちの浮遊感。

09春夏パリコレ=自然派スタイル。環境問題などで終わりの始まりの時代を反映。
アレクサンダー・マックイーンのノアの箱舟。ヨウジヤマモトのお葬式。アンダーカバーの高橋盾は今回で撤退。拡大路線に幕引き。

09年秋冬NYコレ=不景気癒す美の競演、嵐が過ぎるのを待つ。全体的に美しくまとまった落ち着いた印象。
ロダルテ、マークジェイコブズ、アレキサンダーワン、タクーン、ミシェル・オバマ御用達のジェイソン・ウー。メンズは冬生き延びる蛹のよう。カルバンクライン、トム・ブラウン、ブルックリンの老舗テーラーマーチン・グリーンフィールド。

09年春夏パリ・オートクチュール=4つ減って23ブランド。
正式メンバーは50年代初めの60から15へ。43年の顧客2万人がいまは200人。
ネットにデザイン画。規模縮小の中高度な手わざ活かす。
華美すぎないシンプルナデザインシャネル、ディオール、ヴァレンチノ、ゴルティエ、アルマーニ・プリヴェ。

09年秋冬ミラノコレ=2月26日から1週間。
ジャンフランコ・フェレは親会社が民事再生法。プラダ、グッチ、アルマーニなど伝統回帰、細部に新しさ。 D&Gはオートクチュールさながらの職人芸で新方向。
同メンズコレ=黒やグレーのフォーマル調。

09秋冬パリコレ¬=不況下の底力。伝統回帰したシンプルなスタイルの中にもオートクチュール的な凝った手仕事やメッセージ性の強い表現。
ジバンシー、タオ・コムデギャルソン、ヨウジヤマモト、15年ぶり復帰のヒロココシノ。同メンズコレもダークトーンのフォーマル中心。売れる黒、汎用性あるジャージースーツ。

09秋冬パリメンズ=スーツを上品にひとひねり。

09秋冬東コレ=09/3/23から6日間で37ブランド、前後して4月中旬までに30ブランド。
強さ、楽しさ、ストレート。闘士を思わせるダークなミリタリー調、少し過剰な色や量感で表現した着る妙味。
アグリ・サギモリ、ミキオ・サカベなど。ショウをやめて永澤陽一が現代アートへ。
アンダーカバーの高橋盾はパリコレ中止して写真展、青山の人気クラブでぬいぐるみ造りの即興ライブ。


なにゆえに別々の部屋で眠るのかかつてねんごろに睦み合いしその二人 蝶人


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