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2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その8 [ファッション]

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ふぁっちょん幻論 第89回


10春夏パリコレ=久々の活気、アレキサンダー・マックイーンなど巨大映像で劇的演出。ウエブで実況。

パリコレは1910年代に巴里の高級衣装店が年に2度のオートクチュール新作を発表したのがはじまり。60年代からプレタポルテも開始される。
ショーの時間は15から20分、商品は40から80体、経費は数千万円から数億円。ショー終了後7万円から数百万円で即売。
売上は20世紀中葉は右肩上がり。21世紀からは不況やファスト・ファッション流行で低迷。

10年春夏=ロンドンは若々しい色遣い。低調続くミラノは組み合わせの妙みせる。
D&Gは映像駆使してネット中継。

10年春夏東京コレ=先端を追い、時代に逆らう。ビューティフルピープル、ミントデザインなど。

10春夏NY、東京メンズ=欧州勢とは違ったスポーティで軽快、ポップでカジュアルな服。

10年春夏ミラノ・メンズ=時代に鍛えられ際立つ創意。

10秋冬ミラノ・メンズ=伝統heritageの再定義への挑戦。トレンド発信より自分たちらしさの探求。アレキサンダー・マッククイーン最後のコレクションは無数の骸骨と骨で描かれたセピア色のプルント柄が服、会場の床や柱を覆う。

10秋冬パリメンズ=服の概念、形や機能性を問い直す。ドリス・バン・ノッテン。ラフ・シモンズ、コムデギャルソンン。

10秋冬ニューヨーク=派手さはなくとも天然素材、カッティング、仕立てで上質感。マーク・ジェイコブスなど愛らしさを追及。次回から会場がリンカーンセンター。

10秋冬ミラノ=90年代の職人芸・華やかさ再び。D&Gはイタリアの仕立屋宣言。
デザインはクラシックだが現代的なフェミニンさと同時に温もりを感じさせる。
3割のブランドがネットで世界中継。米ヴォーグのアナ・ウインター編集長のために七日間を4日間に集中させ混乱。

10秋冬パリコレ=優美と抑制2極化。華やかなクラシックスタイルの復活と装飾を抑えたミニマリズム。高級ブランドの伝統や浮揚感、革新性の強調、ネット配信、中国インド等新興国市場への強い働きかけ。
40歳で突如死去したアレキサンダー・マックイーンの遺作16点は、ボッシュやメムリンク、ボティチエリ思わせる宗教画や細密画の世界。

10秋冬東コレ=森や旅テーマに見つめ直す美、楽しみの原点へ。まとふ、アグリ・アサギリなど。

10秋冬東コレ=華やぐフェミニン。強い意志、官能的に描く。ユキ・トリイ、ユキコ・ナナイ。

10年秋冬パリ・オートクチュール=公式参加ブランドは24。中国、インドなど新興国の客増える。のびやかに軽やかに。ディオール、シャネル、ヴァレンティノ。
花やライオンなど伝統のモチーフ使いながら詩的で軽快。色遣いは華やかでエネルギー感じる。

なにゆえに部厚い顔と醜い声が幅をきかせる彼奴等が公共放送を手に入れたから 蝶人

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