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如月の歌 [詩歌]

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シェークスピア風ソネットの試み~これでも詩かよ第168番

ある晴れた日に 第362回

現代の詩人が作る現代詩のほとんどが、いわゆる「自由詩」というやつだ。
しかしおいらには、その自由詩の詩形がいかにも無秩序かつ胡乱なものに思われるので、
今更ながら天女の羽衣に軽く縛られてみたいと思い、
昔ながらの「ソネット」を作ろうと思い立った。

「ソネット」とは、ルネサンス期のイタリアで誕生した十四行からなる西洋の定型詩で
ペトラルカ風、イギリス風、スペンサー風の三つがあるそうだが、
おいらはシェークスピアの「ソネット」しか知らないので、
とりあえず、そいつの“うわべ”だけでも真似しよう、ってわけさ。

そこでおらっちは、たちまち寛永の馬術名人、曲垣平九郎盛澄になり切って、
天下の名馬“松風”に跨り、長駈愛宕山に赴いた、と思いねえ。
あの有名な“出世の階段”を一気に駆け上がると、
頂上からは江戸八百八町のおよそ半分を、一望することができたのよ。

けれども男坂の急勾配を、三度笠の詩句共が、押すな押すなと登ってくるので、
四行/四行/四行/二行の割れ目をば、ザックリ作ってやったのさ。



白と言っても営業車の白とは全然違いますなどと力説するセールスマン 蝶人

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